C#でDirectShowを使って動画を再生する
chakemiです。
本日は、DirectShowをC#で使ってみようと思います。
DirectShow.Netというとても便利なライブラリもありますが、今回は、「ランタイム呼び出し可能ラッパー」というものを使ってみようと思います。 ランタイム呼び出し可能ラッパーについてはこの辺をみてください。
開発環境
- WindowsXP SP3
- VisualC#2010Express
DirectShowはCOMベースでタイプライブラリが用意されていて、ランタイム呼び出し可能ラッパーを作成出来ます。
参照設定から「参照の追加」を開いて、「COM」タブの「Active Movie control type library」を選択します。
ソリューションエクスプローラーに「QuartzTypeLib」が追加されます。
VisualStudioを使わない人は、自分でQuartzTypeLib.dllを作成することも出来ます。 詳しくは、こちらをみてください。
今回は、ボタンからOpenFileDialogで再生したい動画を選択し、アプリケーションウィンドウで動画を再生してみようと思います。
usingディレクティブを追加します。
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適当に設置したボタンのクリックイベントに、再生の処理を書いてきます。 はじめにフィルタグラフマネージャーを生成します。
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次に再生用グラフを作成生成します。
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フィルタグラフマネージャーからインターフェースを取得します。
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動画サイズを取得し、VideoWindowをアプリケーションウィンドウにアタッチします。
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VideoWindowを動画のサイズに設定し、アプリケーションウィンドウのサイズを変更します。
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イベント通知を受け取れるように所有者ウィンドウを設定します。
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グラフマネージャーを実行し、再生します。
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以下、全体です。
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こんな感じで再生出来ました。