Media Encoding Clusterを試してみた

chakemiです。

世間では、クラウドなんて単語が当たり前のように使われるようになりましたが 動画エンコードも分散処理が手軽に出来るようになったようで、 本日は、Media Encoding Clusterを触ってみたいと思います。

検証環境

  • CentOS5.4 GUI
  • WindowsXP SP3
  • MediaEncodingCluster0.0.4.8

まず、こちらからOSにあわせたインストーラをDL。

MediaEncodingClusterはLinux、Windows、Macでも気にせず分散処理出来るよう作られているようです。 また、豊富なフォーマットに対応しており、webインターフェースから操作するよう作られています。

インストールは簡単でインストーラを起動し、ダイアログに答えていくだけで準備完了。 デスクトップに「start Server」と「Start Client」実行ファイルと「MediaEncodingCluster Admin」ショートカットが作成されます。

システム的にはサーバとクライアントとあり、クライアントを実行すれば自動的にサーバのほうで新しいノードとしてエンコードに参加させていくようです。

サーバプロセス自体はエンコードには参加しないようなので、サーバPCもエンコードに参加させたい場合はクライアントプロセスも起動する必要があります。 さっそく実行してみました。

こんな感じのインターフェースで簡単に操作できます。

実際にプリセットのMP4 H.264/MPEG AudioLayer2でエンコードしてみましたが、結論から言うと、まだまだ使い物になりませんでした。 エンコード後のファイルは、GOPが正しく処理出来ていないのか、とても見れたものじゃありませんでした。

その後も何度かトライしてみましたが、まず、走りだしたエンコード処理は何をしても止められません。。。 サーバもクライアントも停止しても、アプリケーションを再開したら続きから実行されてしまいます。

しまいにゃ、ソースが認識出来ないフォーマットでもエラーを吐き続けてエンコードプロセスが100%に達するまで止まりません(泣) まだまだバージョン0.0.4.8なんで今後に期待したいです。

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